堂本光一 @ 東京FM いいこと聴いた
2023 2 12 sun
13~13:55 on air
「いいこと、聴いた」
パーソナリティ 秋元康
ゲスト 堂本光一
🎵 The Story of Us
光
緊張してます
秋
光一クンはぶれないよね
スタンスが
音楽に対してもなにに対しても
なんだろな
不思議な存在だよね
光
インタビューで聞かれても
ずっと一緒のこと言ってるんで
周りからすると面白くないみたいな
そんな 人 変わらんやろ 笑
秋
軸足がぶれない
変にこうなりたいああなりたいっていうよりも
ぶれないまま
自分のやりたいことを確実に
捕まえてる感じがする
光
そうですね
ひとつの事を追求したくなる
だからSHOCKも
秋
がんこだもんね 笑
KinKiKids光一クンが好きなのは
サービス精神が旺盛じゃないんだよね
過剰じゃ無い
今はほっといてほしいとか
聞きたくなったら聞くとか
それがKinKiの魅力だと思う
それない?
光
例えばライブを作るとかにしても
お客様に喜んでいただくのはもちろんなんですけど
それにとらわれると自分を表現できない
自分がやりたいだけだと
我ままになっちゃうけど
自分の思いを形にして
それでお客様が楽しめなかったら
合わなかったね みたいな
秋
サービス精神に欠如してるんじゃなくて
説明しないで
見てもらった人がさ
どう感じるかは人それぞれだから
その腹のくくりっていうかさ
不思議だよね
光
そうですね
例えば自分の好きな作品とか歌詞だったり
聞き手、聴く時によって
捉え方が変わったり、感覚が違うとか
そういう作品がもともと好きっていうのが
あるかもしれない
秋
我々はより多くの人に説明しちゃうし
こうなんだって
でもそれは人それぞれ
光
説明しちゃうと逆に狭まっていく
だから後はどう一人歩きしてくれるかなとか
そういう感覚は常にあるかもしれないですね
秋
舞台とか曲って
オーディエンスの想像力が達して完成する
だから全部が見せたり歌ったりすると
つまらなくて
光
そうですね
演出もやらせてもらってて
稽古場でこういうかたちで表現したいからって
作っていくじゃないですか
だけど演者のやってるエネルギーとかそういったものが
こっちの演出意図を超える
それがたまんない
自分の意図としていないことをお客さんが捉えたり
それが楽しい
秋
プレーヤーと作り手両方やってると
そうじゃないこうなんだって
自分で演じたくなったり
そういうことはないの?
光
逆に学ぶことが多いというか
僕にはできない
この人はやってる
すごいなとか
それが勉強になったり
すごく自分にフィードバックされるというか
そういう表現の仕方あるんだなとか
秋
23年間
ひきでみる客観性が身についたんだね
光
もともと自分らに持ち歌がない時代から
ジャニーさんは
歌番組に出していただいたので
あれしなさいこれしなさいじゃないんですよね
自分たちで先輩のどの曲をやればいいんだろう
10代の頃から
それが土台となっている気がします
ただ10代の頃は背伸びしたいので
先輩のかっこいい曲おとなっぽい曲を選びがち
だけど結局ある意味
硝子の少年もマイナー調
そういった意味では
今となっても歌える曲ですし
そういうのももしかしたら
周り方とかジャニーさん筆頭に
みてくれてた気がします
秋
ジャニーさんはすごいよね
光
居なくなって改めて思う事たくさんあります
秋
一番学んだのはこの人は
ほんとにエンターテイメントが好きなんだな
30年以上前ロンドンでTIMEを見て
感動してジャニーさんに会ったとき
見ました?
見たよ
あの人の速さはさ
ディズニーランドで噴水をスクリーンに
あれを見たのも早かった
何見ても早いんだよね
好きだから見るんだよね
あれはすごいね
光
最近まで帝劇でジャニーズワールドの演出をやらせてもらった
デビューしてない子たちが
稽古からひとこと言うとステージでがらっとかわる
なんでこんなに輝きだすんだろうって瞬間だとか
ステージ上でほんとにキラキラしながら
やっているのを見ると
こっちが涙でそうになる
完全に裏方にまわると
ジャニーさんはこの光景が好きだったんだ
っていうのが改めてわかった
この感覚がたまんなくてやってんだろうな
秋
ジャニーさんはエンターテイメントが好きで
車、あとはほんとに興味がなくて
毎日のようにファミレスだもんね
光
笑い話ですけど
大人になって騙されてる気もする
例えば稽古場で
ジャニーさんが電話でジュースを頼むんです
100本持ってきてくださいって
100本すげーって
でもよく考えると金額的には
子供からするとすげー
ファミレスで好きなだけ食べなさいって
ファミレスの味も好きだったとは思うんですけど
私
え~、光ちゃん、騙されてないって。
子供の頃から海外連れていってもらったり
国内でもいいホテルに泊まって
子供が食べないような食事させてもらったり、
前も、子供だったからまずいと思った、
って言ってたじゃん。
私はジャニーさんは思うままに
大好きなジュニアたちに
お金を湯水のように使っていた人だと思うなぁ
秋
あれジャニーさん絶対好きなのよ
私
そうだよ、絶対純粋に
そういう系の食べ物が好きだったんだと思う
秋
ジャニーさんのところにお邪魔して
夜中でも何かだしてくれるじゃん
それもああいう味だよね
光
打ち合わせをしてるとき
ジャニーさんが
ジャニーさんちで出された食事を
率先して食べるんです
みなさんが帰った後に
よく食べるねあんなに沢山、って言うと
私
友達な光一 笑
光
だって僕が食べないと食べにくいでしょ
あ、そういう事か
秋
エンタテイメントが楽しいっていうのは
光一クンにも演出こうやるんだよとか
メンバーにアドバイスこうやるんだよとか
言わないで
自分が楽しんでる姿を見てるとさ
一緒に楽しくなるもんね
光
そうですね
ああしなさいこうしなさいって言わない
僕は怒られてたタイプで
ユー最悪だよしか言われない
ライブやっても
最悪だよ
何が最悪だった?って言っても
言ってくれない
曲順あそこ変えたほうがいいよ
なんでそうかって言わないんですけど
やってみるとガラッと雰囲気が変わる
細かい説明はないですね
舞台にしても
僕自身の目の前で褒められたことは
ないですね
秋
でもすごい幸せだと思うのは
光一クンは専門学校に行って
理屈からじゃなくて
全部実践から実際やってみてさ
こんな幸せなことはないよ
私
ほんと
光
25周年で振り返るきっかけも
沢山あったんですけど
周りの環境がすごく恵まれてたなと
改めて思った
作家のみなさんとの出会いも
戴く楽曲番組
音楽ギター右も左もわからないところに
放り込まれて勝手に吸収していった
そういうこともそうですし
ジャニーさんをそばで見てきた
小さい時から周りの環境で
ありがたい人生だなって
私
ほんと
秋
SHOCKにしても
その前ジュニアの時から含めて
自分が動かしてみるとこうなるのかって
普通は頭の中でしかわからない
それを光一クンは自分でやってみて
違ってたとか
こうすればよかったとか
例えば衣装を作る
実際つくると重くて動けない
あれやってみないとわからないからね
この靴でっていっても
その靴だとすべるとか
スモークやったら道が見えないとか
ああいうのって
そういう事をくりかえすと
ああなるほどなって思うじゃない
光
先生は詩を書いて
歌い手さんの声になったときに
自分の想像と違ったなとか
私
先生って言うの新鮮
秋
もちろんあるし
多くは想像を超える演者の力の方が勝る
70%より120%になることのほうが多い
なぜかというと
プレーヤーのほうがすごい
僕らは机上の理論
感じてる方が正しかったりする
そういうのってあるでしょ
光
ありますね
間合い、纏う空気っていうのかな
それって演者がもっているもの
そのステージ上での表現の仕方
秋
だから最終的にプレーヤーの判断に任せる
そういうことかって思うんだよね
光
先生がそう思ってくれるのは
周りは幸せなことです
秋
ジャニーさんはステージに立つわけじゃないから
試す機会を与えて
ユーどう?っていうのは
そういうことで微調整してたんじゃない?
光
背中を押してくれる
実はしっかりと梶をとられてた
そのバランスが
秋
25年続いて面白いと思うのは
達郎さんが居たり まりやさんが居たり
だけどエンターテイメントを忘れなかった
勘違いして自分たちはアーティストだから
エンターテイメントとか歌謡曲とか
距離を置きたいって思わなかったのがすごい
人気がでます
お金もはいります
そうするとやっぱりかっこいいほうを選びたくなる
例えばアイドルのレコーディングしてると
ミュージシャンが
このベースかっこよくないですか?
おまえらさ って
当時一番小さいカセット持ってきて
聴かせるわけ
お前らさベース聞こえる?これ
聞こえないでしょ
エンターテイメントとして
心の底から楽しめるか
KinKiはそれがあるからここまできてんじゃないの?
光
音楽もそうですけど
もちろん色々トライしていかないといけないし
KinKiはチャレンジの場所なんですね
そう言った意味でも
音楽も流行りでなくKinKiKidsの色にしよう
それもあるし
剛クンも一緒の事思ってくれてると思うんですけど
ふたりで歌うことによって
生まれる何かがあるんですよ
自分でも言葉にできないんですけど
そこにまだまだ沢山の可能性
何かがあるから楽しいしやりがいがあるし
チャレンジしがいがある
それがなくなったらもういいかなって可能性はあるんですけど
ずっとその気持ちが継続してるんです
秋
光一クンの色 剛クンの色 があって
何色になるか
答えがでないままきてるから
こうなるよねってわかっちゃったら
もうそこで
光
面白くないですよね
そこから生まれる奇跡を
自分たちも楽しんでるっていう
秋
多分そのおもしろさを
光一クンわかっちゃったから
今演出して化学変化がおもしろいんじゃない?
光
見てると面白いですよね
こんなに変わるもんなんだなって
若いエネルギーってすごいなって
その舞台は東山さんイノッチ3人で演出するカタチ
パートを分けて
まとめるのは光一まとめろって
もともとジャニーさんが作った作品だったので
それを今の子たちのこれからってテーマにして
秋
おもしろいでしょ
組み合わせとか
光
楽しくやらせていただきました
東山さんイノッチ
それぞれ色があるので
最初は打ち合わせで
どうやってまとまんだ って
でもいざ走り出すと説明いらないなみたいな
全体まとめろって言われてたので
意味持たせようとか辻褄あわせようとか
打ち合わせでは
どうしようかなって考えてたんですけど
いざ始まってみると
説明いらないじゃんみたいなとことか沢山あって
勉強になりました
秋
それだけ仕事が楽しいと
家ではなにやってんの?
光
ゲームはするんですけど
エンターテイメントを見るってことは
もちろん今流行りのものから
昔のものまで
観るようにはしてます
秋
ネットフリックスのマチルダ見て
これはなーって思っちゃう
ネットフリックス版の
是非感想聞きたい
なんか光一クンが家でばかばかしい事とか
外で飲み明かすタイプじゃないじゃん
光
たまーにですね
場に寄ってその場を楽しむタイプでは
あるんですけど
秋
ストイックな感じがする
光
全然ですよ
そう言っていただけると
ありがたいんですけど
ほんとにストイックな方って
ずっとストイックじゃないですか
舞台中は時間がルーティーン化するじゃないですか
そのルーティーンを変えるのが怖くなっちゃう
それをストイックって言われるんですけど
舞台をやっているとそうなるんですけど
やってないときは非常にひどい生活
今日も朝7時半くらいに寝ました
秋
ボクもそう
6時に仕事が終わっても
それから色々見ちゃうな
僕らだと生涯に何を残すか
グレイティストショーマン見れば
こういうものを作れたらいいな
そういうのがあるよね
なんでこういうのを
さりげなく作れちゃうんだろうなとか
光
めっちゃわかります
悔しくなるんですよね
秋
そういう意味での時間の使い方を
しなきゃいけないと思うんだけど
光
それがエネルギーになってるんですよね
🎵 SNOW!SNOW!SNOW!
秋
ホントに剛クンの連絡先知らないの?
光
知らないです
秋
いいねそれねぇ!
光
もはやネタのようになってきてますけど
ほんとに知らないんですよ
秋
急用あったらマネージャーに言えばいいんだもんね
光
そうですそうです
そうですし連絡取り合う事はないですよね
ある?何を取り合う?
秋
とんねるずがよく言っていたのは
ふたりだけで打ち合わせをしなくちゃいけない時
喫茶店で待ち合わせしたんだけど
気まずくて話せないって
ふたりだけって
光
絶対そうです
ちょっと無理ですね
イヤですね
私
絶対そう
無理
イヤって
相変わらずはっきりしてる
苦笑
光
2人組だから常に一緒にいるだろうみたいなイメージが
ツアーで地方行っても
お互いどこに泊まってるかも知らないし
秋
それも極端だね
私
言われてる 笑
光
このホテルが好きだとか
お互いあると思うんで
それすら知らないんですよ
でもそれでステージ上で
例えば大阪だったら
昨日大阪はいったの?
今日なんだ
秋
それおもしろいね
ファンの人って
お笑いって特に同級生とかでずっときてるから
ずっと一緒に居るようなイメージがあるけど
みんな居ないからね
光
そうですよね
だからお互い連絡先聞く必要ないよねみたいな
話にもならないです
秋
俺の勝手なイメージだけど
友達とかLINEとか
あんまり連絡とらないでしょ
私
あー秋元さん
私が光ちゃんを好きになった当初のイメージと
同じイメージを持ってる
ちょっと懐かしい。。。
でも光ちゃんは意外とLINEとかやるみたい
まぁ自らっていう人ではないけど
私はもっと孤高の人だと思っていたので
それをテレビで知った時ちょっと意外だった
光
うーん、そうですね
昔よりはマメになったかなぁ
秋
俺のなかで光一クンはどちらかというと
ひとりが好きで
ま、みんなといるのも嫌いじゃないんだよ
誘われたらごはんも行くし
でもいつも誰かいないとダメな人もいるじゃん
そういうタイプじゃないでしょ
光
そうですね
なんかこうクリエイトするにしてもなににしても
いつまでにやらなきゃいけないとかいうのも
自分のやり方なんですけど
頭の片隅に置いておくんです
ひとりのとき
それを一生懸命考えてるわけではないんですけど
勝手に構築されていくんですよね
それがカタチになる瞬間があるんで
1人の時間がそうさせてるのかなって
秋
お知らせは
今度またSHOCKを2023年版
光
4月5月にまた帝国劇場で
秋
23年目だもんね
光
そうですね
秋
毎年少しずつバージョンアップしていくわけでしょ
光
ここ最近は大きくストーリーを変えずに
SHOCKという作品として
定番を作っていきたかったっていうのもあるので
今はそんなに大きく変更はしていないんですけど
役者が変わったりするので
相手のアプローチで変わってきたりするんですよね
秋
周りでそれを見ないと1年が始まらない人がいる
すごく詳しいよ
やり続けるっていいよね
光
SHOCKを通してジャニーさんとも過ごす時間が
一番長かったのもあるので
秋
こんな会話したなとか
重なるしね
光
そこでいろんな
自分の人格とか形成された場所
秋
ナマだからね
光一クンの世代が日本のミュージカルを
ショーを頑張ってほしい
光
自分も演者として素直に芝居したいって思う部分もありますし
今年ヒロインが乃木坂の れのちゃん
年齢が親子位離れちゃってるんで
ファンの方なんか
その年齢差どうするんだろうって思うかもしれないんですけど
僕的には心配していなくて
秋
楽しみだね
秋元さん、時々声がかすれてたり
震えていたのが気になった。
お元気ならいいのだけど。
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