世田谷・九品仏 浄真寺の紅葉
2022年12月初旬
等々力渓谷へ行った後、
行ってみたかった紅葉で有名な浄真寺へ。
とても敷地の広い
想像以上の立派なお寺だった。
そしてひと通り見学したあと、
九品仏の地名は
9躰の阿弥陀如来様が安置されている
このお寺が由来だと気が付いた
(この辺りに住んでいる方は
もちろんご存じだと思います。)
(ちなみに9躰の他に
本堂に金ぴかのお釈迦様がいらっしゃった。)
9躰の如来様は
並んだ立派な3つのお堂
(上品堂・中品堂・下品堂)
に
3躰ずつのとても大きな仏像
(上生佛、中生佛、下生佛)
として安置されていた。
HPで調べたところ、
生前の行いにより九段階の来迎往生を説いた「観無量寿経」に基づき、
九種の印相を結び三仏堂に奉安されているそう。
往生者の機根の高低、信仰の深浅によって
往生の仕方に九種
(上品に上生・中生・下生の三種、
中品と下品にもそれぞれ三種)の
等級があるとされるらしい。
という事はみんな門を入ったすぐの焔魔堂で
それぞれ生前の行いを調べられ
「あなたは中品堂の中生佛のところ」
とか、言われちゃうって事なのかな💦
昔、この地には奥沢城という世田谷城の出城があり、
1590年(天正18年)に行なわれた
豊臣秀吉による小田原征伐ののちに廃城となったそう。
その後、江戸時代初期の高僧「珂碩上人」が
1678年、四代将軍徳川家綱から
奥沢城跡であったこの地を賜り開山。
浄土宗所依の経典「観無量寿経」の説相によって諸堂宇を配置し、
九躰(九品)の阿弥陀佛像を安置し創建された。
今も敷地内にお城の土塁が残っていて、
HPには、さぎ草にまつわる
悲しいお姫様の物語も載っていた。
こんなに立派で
とても紅葉のきれいなお寺を訪ねることができて
本当に良かった。
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