KinKi @ NHK BSP Covers 2週目
2022 8 14 Sun
22:45~23:19 on air
KinKiKids
@ NHK BSP The Covers
2週目
1曲目 愛のかたまりについて
リリー
この曲好きなんでやっていただいて嬉しい
ふたりの詩曲で。
曲先ですか?
光
曲先ですね
綺麗なメロディを作ろう作ろうと意識して
ヘイみんな元気かいの
カップリングの曲なんですけどね
若かった自分は
(作詞作曲した)ヨーキングさんも独特の歌い方で
自分には全然歌いこなせなかったんですよ
自分の中で
どう表現していいのかわからなくて
KinKiらしさを前面に出したら
自分でそれを作ったらどうなるんだろう
って思って作ったのが愛のかたまり
私
当時この曲は自分の歌いたいタイプの曲と
違ってたみたいな事をあとで言ってたもんね
いい曲なのに。
でもまだ若かったしアイドル光一に
違和感があってもわかる気はする。
光
だから反骨精神というか
そっから生まれていった曲で。
今思えば Hey!みんな元気かい?
ほんとに素晴らしい曲で
それこそ泣ける曲なんですけど
リリー
これがその年齢の男性というか
ジャニーズには珍しい
女言葉というか
俺昨日悲しいことがあって
今日この曲聞いたら泣きそうなんですけど
光
なにがあったんですか
リリー
ハッピーなこと歌っているのに
じわるっていうか
剛
当時太宰治さんの小説を読んでたんですよ
ちょっと暗い感じとか
人を愛していますっていうことを
カラッと言うわけではなくて
じっくりじわじわ
愛していると説明するような表現が多くて
一歩間違えると怖いかもしれないけど
本当に好きってこういうことなのかなみたいな。
ひらめきと
光一が女性詩を歌うのもいいかなと
いろいろピンときて
はまるかもって
一気に書きましたね
リリー
冒頭の一部
ほんとこの世界観の
ハッピーなのに悲しい予感がするんだけどみたいな
光
明日の朝も愛し合うよねって
問いかけてるっていうか
悲しみの部分をちょっとのせてるような
剛
若かったのもあるし
人の事好きになった時の
暴走してしまう自分をここに込めたかった
自分を見失うくらい人を好きになってしまったら
こういう感じかもみたいな雰囲気
そういうのを投影した結果
冷静に文字で読むとかなり怖い
♪ 愛のかたまり
リリー
ふたりが20年前に
詩曲で作ってたって
すごい早熟ですよね
私
ほんと、私も10年くらい前に
初めて聞いた時びっくりした
剛
そうですよね
不思議な話やな
リリー
その時点で
今までのアイドルとは
異物じゃないですか
剛
KinKiKids自体が
ジャニーズっぽくない。
ふたりで書く曲のテイストとか
デッサンする色合いって独特なんで
やっぱふたりっていうのは
化学変化的なものが
起こりやすいのかもしれない。
5対5でものをつくることは
多分ないんですよ。
(半分に)割っちゃうと
いい色にならない。
物事によっては
ロクヨン、キューイチ、
ジューゼロでもいいと思ってるくらいです。
共有することに意味があるっていうか。
光一は
2000年SHOCKスタート
今年上演1900回達成
剛は
シンガーソングライター20周年
リリー
KinKiがありながら
個別の活動も同じくらいボリュームがあって
これも他のジャニーズに限らず
成立している人は珍しいから
強いんでしょうね
剛
自然とそうなっていったっていうのが自然
光
ジャニーさんにしても
KinKiの堂本光一堂本剛っていう言い方は
あんまりしなかった
「そうじゃないんだよ
堂本光一と堂本剛がいるからKinKiなんだよ」
っていうことを言ってて
剛
これがジャニーズっていう歴史からいうと
KinKiKidsの堂本光一と堂本剛でしょって
なっちゃうんですよ
光
周りはそうしたがるし
剛
もちろんそうなんだけど
僕たちがKinKiKidsって答えを出すときも
ひとりで答えを出すときも
そのほうがシンプルで
ふたりで楽曲歌う良さ、作る良さ、
困難を乗り越える良さ、
堂本光一堂本剛だから みたいなほうが
僕らはしっくりきてる
リリー
ジャニーさんが100年に一度のふたりだって
スター性以外にその頃からクリエイター性というか
作るタイプの人間って
わかってらっしゃったんですかね
光
ジャニーさんって誰に対してもそうだと思う
自分で自分をプロデュースできないといけないよって
ただ自分が思うのは
自分をアーティストって言うのも
アイドルって言うのもはずかしい
それはファンの方が
私にとってアイドルなんです
って言っていただけるのであれば
ありがとうございますって感じです
2曲目
いのちの最後のひとしずく
(山下達郎)
をカバー
光
この曲の魅力って
申し訳ないんですけど説明できない
ただメチャメチャささる曲。
なんやと思う?
剛
人を好きになってしまった不安と喜び
これが共存してるんじゃないかなって
ひとしずくって危うさが表現だと思うし
人を好きになることの意味を
問いかけ続けられるというか
リリー
達郎さんにしたら珍しく女性歌詞
光
ご本人的には
一歩間違えると演歌になるって
剛
だからプッシュしながら歌わなきゃいけないんですけど
プッシュしながら揺れろって言われるんです
めちゃくちゃ難しい
光
絶対4つ打ちではノレない曲なんだけど
オケは4つ打ちっぽいし
8つ、16でとらないとダメかなぁ
混乱する曲なんです
唄うより聞いてたい
私
でた。歌うより聞いてたい。笑
剛
この曲もそうです
♪ いのちの最後のひとしずく
メロディが山達すぎて
ふたりの声でめちゃめちゃ
KinKiバージョンでありながらも
私の頭の中には
山達の歌声に変換されて聞こえてしまう
リリー
素晴らしい
光
達郎さんの曲って
なんでこんなにいいんでしょうね
リリー
おふたりが歌うほうがウエットですよね
私
ほんっと。
剛
達郎さんご自身も
明るい曲があんまり書けないとおっしゃってました
カラッと抜けていくようなムードが
おありじゃないのかなって
その時ハッとしたんですけど
リリー
そうですね
達郎さん夏っぽい曲のイメージはありますけど
そんなにカラッとしてない
剛
らーいどおんたー♪
私
マネ始まった?笑
剛
すごい青空が浮かぶけど
ちょっと湿気はある
カラッとしてる感じではない
リリー
悲しい歌詞を歌ったとしても
唄い方に悲しさのお芝居入れないじゃないですか
わざと
余計悲しい
光
そしてなにを歌っても山下達郎
そこがすごいですよね
私
ほんと。
3曲目
Amazing Loveについて
達郎さん作曲
KinKiふたりが詩を共作
リリー
デビュー曲から始まって
最終的に詩曲を分ける間柄に
剛
硝子の少年でデビューさせていただいた時に
そんなことが未来にあるなんて
みじんも思ってませんので
私
だよねぇ、ほんとに。
リリー
詩を一緒に書くっていうのは
どういう進め方で
剛
ふたりでパソコン向き合って
書いては退出し
その間に
どっちかが入り
空いてるところを埋め
こっちの言葉もいいんじゃないかと思うよという
提案とか繰り返して
光
人との出会い達郎さんとの出会いもそうだし
ファンの皆さんとの出会い、二人の出会い
すべてが奇跡のような瞬間のひとつひとつが
今に至っている
マジックアワー
マジックタイムというような
奇跡的な瞬間の時間っていう部分が
僕には思い浮かんでたんです
コンサートの2時間3時間も奇跡のような時間だし
ファーストインプレッションを
剛クンに聞いた時に
コンサートの光景が浮かんだ
って言ったんですね
お互いに打ち合わせをするわけでもなく
向かう先が同じになってた
詩の先が。
それも奇跡的な瞬間だった
私
すごい。
向かう先が同じだった、って
そういうことだったのねぇ
だてに30年近く一緒に組んでないわぁ
ファン歓喜。笑
剛
ただ監視カメラあったら
達郎さんに激怒されてるっていうくらい
(達郎さんのマネ)
ハマるなぁとか言いながら
達郎さんのものまねとにかく
光
サビなんかもう
(達郎さんのマネ)
青くだな!っつって
私
ここで世間を笑かしにくるふたり。笑
剛
ほんとに良くない作り方をしたと
思うんですけど
タツロウヤマシタが言いそうな事
みたいな感じもちょっとあって
アレンジに言葉をもらったっていうのも
言い過ぎじゃなくて
光
さっきから言ってる達郎さん独特の節リズム
そうしないと言葉をあてられなかった
♪ Amazing Love
輝きたい
から二人が交互に歌うところが
私の大好きな
(光ちゃんも大好きな ♪ )
Glorious Days
を思い出して好き。
リリー
泣けるスケールがでかいというか
俺が曲聴いて映像が浮かんだのが
自分が宇宙船に乗って
小さくなっていく地球に
さよなら言ってる感じの感謝とか
私
宇宙戦艦ヤマトかっ 笑
光
テレビでやる時は
ちょっと申し訳な程度にやってるんですけど
カモッていうのが
あれマジで達郎節出すの
めちゃくちゃ無理なんですけど
剛
達郎さんの仮歌に入ってたので
私
そうなんだ~!
光ちゃんが山達リスペクトのノリで
自らやってるんだとばっかり思ってた笑
光
これは達郎さんが
その場のノリでおっしゃったのが
そのままデータとして残っちゃったのかな
っていう位に思ってたんで
まさかレコーディングでやらんでいいやろなと思ってたら
ディレクターが
「やって」って。
いや剛クンやればいいんじゃないの?
剛
僕の中にカモーンって言う自分がいないんで
私
確かに笑
光
だけど
カモーン!!じゃないんだよね
剛
カモッ
この自分もいないなぁと思って
まだ光一のほうがいいんじゃない?
私
わかるー。笑
エンディング
光
ありがたい時間でした
剛
25年経ったからこそ今あるあり方
そういうものをかみしめながら
こうして深く聞いていただける
幸せなことだなと思って
ありがとうございました
カモッ の詳細も聞けて楽しかった。 笑
| 固定リンク
最近のコメント