怖い絵展@上野の森美術館
2017年10月某日
怖い絵展へ行った。
土日は恐ろしく並ぶということがわかったので、
会社が休めた平日にリベンジ。
15:05到着。
この間のように90分待ち!の長蛇の列はなく、
待っている人は建物からはみだすくらいの収まり方。
待ち時間も書いていなかったので、
まぁ並ぶのは20分くらいかなぁと
思いつつ並んでみたら
実際には建物付近に蛇行して長い列が収まっていて、
結局40分も待った。。。
本当は余裕を見て
2時間時間がほしいところだけど
平日は17:00までなので
15:45から観て1時間15分か。
会場の中はもちろん混んでいて、
なかなかコンスタントに進めないうえに、
他の絵画展と違って
怖い絵にまつわる文章も読みたいから
余計時間がかかって、
やっぱり時間が足りなくなった。
係員も
「列はないので空いているところからご覧ください」
と言っていたけど
閉館時間の少し前になると
もう戻れないように係員数人で、
「はいはい、時間だよ、時間過ぎてるよ、早く出てってねー」
という内容の言葉を丁寧に言いながら
少しずつ人を出口に持っていく作戦を取られたので
最後のほうはじっくり観ることができなかったのが
少し心残り。
印象深かったのは
やっぱり今回メインの絵画
たった9日間のイングランド初代女王で
16歳だったレディ・ジェーン・グレイの処刑
(ドラローシュ)。
それから、美しい人魚が船にあがって
船乗りを海の中に引きずりこもうと
美しい歌声で歌っている絵
(ドレイパーのセイレーン)
と
寝ている女性の上とそばに魔物がいる絵
(フューズリーの夢魔)
と
好きな人の首を目の前にして喜んでいる女性
(ビアズリーの『サロメ』の挿絵)
と
唯一メルヘンの世界のようなこの絵。
↓
(シムズ・服を持って逃げる妖精)
ちょっと印象派のような絵に感じた。
世界史には超疎いのだけれど
レディージェーンについては
絵の解説を読んだら
興味がでてきてググってしまった。
周りの権力争いに引きずり込まれて
斬首の刑にされてしまった若い夫婦。
こんな悲劇の女王がいたのね。。。
なんといっても16歳というのが
あまりにもかわいそう。。。
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