藤原達也さんと小栗旬さんの蜷川さん弔辞
録っておいたミヤネヤを流していたら
演出家の蜷川さんの告別式での
小栗旬さんと藤原竜也さんの弔辞を放送していた。
蜷川さんと言えば藤原達也、と、
私の場合は 木村拓哉。
ずーっと前、蜷川さんが
木村くんの舞台演出をしていたときに
アイドルはその辺の俳優よりよっぽど頑張る、素晴らしい
と言っていたのが、とても印象に残っていたから。
ジャニーズ沢山起用されてたよね。
本当に蜷川さんのおっしゃるとおりだと思う。
小栗さんと蜷川さんの繋がりは全然知らなかった。
今年の秋、ハムレットで主演の予定だったらしい。
そうなんだ。
そこまで見込まれていたんだね。
嫌われて、嫌って、仲直りした、と言っていたけれど
弔辞が本当に素晴らしくて感動した。
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蜷川さん、どうします?
予定していた僕との公演。
嫌われて、俺も勝手に嫌って、仲直りしてもらって、
やっと一緒にできると思っていたのに、
あんなにしっかり握手もしたのに、約束したのに、
悔しいです。
まだ僕はちょっと若いので、
会いにいくのは多分まだまだしばらくかかってしまうと思いますが、
僕が会いにいくまでに、
そっちで新しいハムレットの演出を考えておいて下さい。
その日に、『だめになったなぁ』と言われないように、
僕は僕でこちらで苦しんでみようと思います。
でも不安だから、時々でいいから、
こっそり夢にでも叱りに来て下さい。
待っています。
僕の生意気をいつも受け止めてくれてありがとうございました。
とことん踊らせてくれてありがとうございました。
道を照らし続けてくれて、
本当にありがとうございました。
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なんて素敵な弔辞なんだろう。
この弔辞を聞いただけで
この心を書ける彼は
とても素晴らしい、優秀な俳優さんなんだなぁ、
と思った。
そして最初から最後まで
ずっと泣きながら弔辞を読んでいた藤原さん。
こちらもとても印象に残った言葉があった。
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先日ね、公園で1人、
ハムレットの稽古の録音テープを聞き返してみましたよ。
恐ろしいほどのダメ出しの数でした。
瞬間にして心が折れました。
『俺のダメ出しで、おまえに伝えたいことはほぼ言った。
今は全てわかろうとしなくてもいい。
いずれ理解できる時が来るからと。
そしたら少しは楽になるから。
アジアの小さな島国の、ちっちゃい俳優には なるなと。
もっと苦しめ、
泥水に顔を突っ込んで、もがいて、苦しんで、
本当にどうしようもなくなったときに手をあげろ。
その手を必ず俺が引っ張ってやるから』
と。
蜷川さん、そう言っていましたよ。
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いつもいつも
どの俳優さんにも
ダメだしばっっっかりしていたみたいだけれど、
ネットでニュースを見たら
弔辞の全文が載っているものがあって、
小栗さんの弔辞の中にも
『なんでみんな、小栗のかっこよさに気付かないんだろうな。
大丈夫、絶対俺が伝えてやる』
との文言があった。
木村クンは蜷川さんから
自分が演出できなくなる前に もう一度 一緒にやろう
と言われたことが ずっと心に残っているらしい。
どんなに役者を罵倒しても
本当はその人が大好きで
心から信頼していて
大きな大きな愛でその人を包んでいた蜷川さん。
残念だろうなぁ。。。みんなみんな。。。
心からご冥福をお祈りいたします。
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