滝沢演舞城 初観劇
2013年 4月某日
去年の滝沢歌舞伎に続いて滝沢演舞城を初観劇。
日生劇場に続き、新橋演舞場にも初めて行った。
新橋演舞場は帝劇や日生劇場に比べると狭くて、デラックスな芝居小屋という感じ。
お芝居を観るには花道含め、観客も同じ空間にいる気がして
すごく心地の良い大きさだと思った。
建物の中は帝劇や日生のようにレトロな感じはなく
いつリニューアルしたのか新しかった。
演舞城。
最初はすごくがっかりした。
これじゃあ滝沢クンのコンサート&ジャニーズ祭じゃん (>_<) と。
演舞場だよ?
演舞場なのに、いまどきのアイドルの曲を大音量でガンガン流して
こんな使われ方で関係者は悲しくないのですか、と。
どのくらいの時間がそんなふうに過ぎたのかわからないけど、
これで12500円は高すぎるし、私、こういうの観るために来たんじゃないのに。
これだったらフツーのホールで
フツーのコンサートとしてもっと安い金額で見せるべきでしょ、
そのほうが目当ての人を観るために来たファンだって
お財布に優しくて嬉しいでしょ、と思った。
でも。
憂鬱だったのはそこまでだった。
途中のいわゆるお芝居からすごく面白くなったから。
その前にあった、去年と同じ、
滝沢クンの仮面がころころ変わるところも見入った。
ほんっと あれ どうなってるんだろう!
マジックの要素のある早変わりも良かった。
去年と同じように、太鼓を大人数で叩く場面もあった。
それは別にいいんだけど、滝沢くんが宙に浮かんで
大きな太鼓と一緒に360度回転した。
あれはなくていいと思うんだけどな。
単純に 滝沢くん辛そう 大変そう (>_<)
と思っただけで、360度回転したところで
太鼓が魅力的に聞こえるわけでもないし、私は特に感動もしなかった。
滝沢くんが自分でやりたくてやってるなら仕方ないけど
ものすごい労力をつかっているのに割にあわないと思う。
あれだけ大変な思いをするなら
もっと太鼓を生かしたパフォーマンスをするべきだと思うけどなぁ。
そのあとの五右衛門のお芝居以降 第1部終了までは
すごく面白くて、時間があっというまに過ぎた。
これだよね、演舞場だもん、これでなくっちゃ!って感じで楽しかった。
仮面の前にやっていた白虎隊は。。。
白虎隊って確か16歳17歳くらいでしょ?
演じている子供たちの年齢が幼なすぎなんだよなぁ。。。
そしてお芝居をしている滝沢くんには今年も本当に感心した。
どんな役でも 本当に器用に 、そして とてもとても 上手に演じ分ける。
ほんと、芸達者。
ものすごい才能だよなぁ。
時代もののお芝居やらせたら、ジャニーズ一なのではないだろうか。
きっと歌舞伎役者さんも 滝沢くんほしいなぁ、って思ってるんじゃないかなぁ。
ものすごぉぉぉく面白かったのは
滝沢クンが演じる物乞い?の人。
客席の一列目を端から端までまわって いろんなモノを頂いていたけど、
役になりきりながら、絶妙なトークで、ほんとぉぉぉに面白かった。
あと2列くらいまわってほしかった。笑。
花道から2階席の縁まで梯子をかけて上るのも
楽しいパフォーマンスだなぁと思った。
SHOCKで2階席の縁に飛び乗る光ちゃんの芝居小屋版? (^-^)
目の前に滝沢クンが現れた人、嬉しいだろうなぁ (^-^)
第2部は義経。
こちらも見ごたえがあった。
弁慶が出てきたとき、共演者のチェックもしていなかった私は
(あの役者さんは誰??
まさかジャニーズで あんなにおじさんの声で お芝居のうまい人、
いないよねぇ?)
と思った。
しばらく見ていて
(え?京本政樹さん?でも声違うよねぇ??)。
でも京本さんだった。
さすが役者さん、あんなに違う声を出して、違う人になるんだ!
それはタッキーも同じ。本当にまったく違う声を出して別人になる。
そしてお芝居を見ている間に、
以前、ジャニーズ好きの友達が、
京本さんの息子さんはジャニーズだって言ってたことを思い出し、
親子で競演していることにも気がついた。
嬉しいだろうなぁ、歴史ある舞台で親子で競演できるなんて。
とにかく京本さんは 弁慶に ぴっっったり はまっていた。
W主役と言ってもいいくらい存在感があって、
なおかつ京本さんがいることで、お芝居全体がものすごくしまって
素晴らしいものになっていると思った。
お芝居の内容もすごく良くて、思わず泣きそうになった場面もあった。
今回 滝沢演舞城を観た一番の目的は大量の水を使ったセットで
それは今回は雨だった。
何年か前にテレビで見たときは ものすごい滝で、
本当はそれが見たかったので少し残念ではあったものの、
お芝居自体が面白かったので、本当に楽しめた。
このくらい面白いなら来年も観たい!と思った。
でも最初のコンサートとジャニーズ祭みたいな部分も
もれなくついてくると思うと 。。。
悩んじゃうんだよなぁ。。。
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