メダルをもう見ることはないだろう、と言ったノーベル賞受賞の山中教授
2012 12 13
生物のあらゆる細胞に成長できて
再生医療の実現につながるiPS細胞を作製した功績が讃えられて
ノーベル賞を受賞した京大の山中教授の
「ノーベル賞は過去のこと。
メダルは大切にしまい、もう見ることもないと思う。」
という言葉。
はじめ、その言葉を聞いて、
え~? しまっちゃってもう見ないんですか?
周りの人の協力があって受賞したメダルじゃないのですか?
周りの人もそれを見てもっと頑張ろう、って
誇りと励みに思うんじゃないのですか?
と思ったりしたけれど、
やっぱりテレビの中だけとはいえ
山中教授の人間性の素晴らしさを感じとっている人間としては、
教授が人として、とてもステージの高い人であることは
簡単に予想がつくので、
きっとメダル受賞をおごることなく 思い出として大切にしまって、
これからもいつもどおりの自分で研究に取り組みたい
ということなのだろう。
それでも、もし私が山中教授のそばにいる人間だったら
オリンピックのメダルみたいに、
是非見せていただきたい!
ってどうしても思っちゃうと思うけど。笑。
そして
「きょうが始まり。
研究者を目指した最初の日に戻って仕切り直したい。」
という言葉。
今回の受賞を一言にすると「驚」という字で
記者に書いてくださいと言われたときに
「間違えると子供たちに悪い影響があるから」
と返したユーモアあふれる言葉。
本当になんて素敵な人なんだろう。
数ヶ月前にテレビでみた、
順天堂の心臓外科医 天野ドクター以来の感動だった。
日本が生んだ世界の宝だ。
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