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2009年4月15日 (水)

アマゾンのヤノマミ族

2009 4 14 深夜

 

偶然だった。

明日は休みなので気の向くままに深夜のテレビを観ていた。

いろいろチャンネルを変えている途中で

ヤノマミ族のドキュメンタリーにあたったのだ。

長い時間 観ていたので

多分初めのほうから観たのだと思うが

偶然 観始めたので

最後にNHKスペシャルというタイトルがでるまで

それがNHKスペシャルだということにも気がつかなかった。

 

ジャングルの中の人々。

裸族までとはいかないけれど

男性は短パンだけ、

女性はきれいな赤い腰紐だけをまとっていた。

その格好で

ジャングルの中を一族で狩に出て

葉っぱで笛を作って鳥をおびき寄せたり

猿を矢で射ようとする様や

女性も背中にいのしし?を担いで戻る様や

男性は無関心で女性だけで必ず森の中で出産をする

という彼らの生活は

あまりにも自然と同化していて

人間というより動物というほうがしっくりくる気がした。

普段マッチョはキライな私でも

矢をいる男性の筋肉はとても美しく見えたし、

猿を追い 木をするする登り降りする男性や、

お産の後に子供の身体を洗うこともない彼らを見ていると、

自然と共に生きてきた人間という動物の

本来の姿を見る気がした。

まだこんな部族がいたんだ。

人類はずっとずっと昔みんなこういう生活をしていたんだ。

 

そして驚いたのは

彼ら一族は 乳児の母親が

子供を産んでまもなく 自分ひとりの意思で

人間として育てるか

精霊のまま自然に還すかという選択をするという事だった。

自分の手に抱くと、

そこで初めて人間になるのだという。

その場合、胎盤をバナナの葉でくるみ、

木につるして白蟻に食べさせ、

もうひとつの選択、自然に還すと決めると

その子を抱くこともなく

バナナの葉にくるみ白蟻の巣に入れて

白蟻に食べさせて最後にその巣を燃やすという。

現代人においては殺人になってしまうけれど、

人は死んでも精霊となり

最後には虫になって自然に還るという考え方の彼らにとって

それは神聖な選択であるのだろう。

ただひとつ気がかりだったのは

11歳で結婚した女の子が

精霊に戻した我が子を想って、夜、泣いている

というナレーションだった。

彼女の心のうちを知りたかった。

この一族の女性たちの

我が子に対する考え方をとても知りたかった。

 

番組を見終えてネットで検索してみると

NHKは ブラジル政府、部族の長老たちと交渉を

10年も重ねた末に

5ヶ月共同生活しながらの番組制作にこぎつけたのだという。

彼らは政府に保護されていて、

通常は誰も立ち入れないらしい。

 

これぞNHK、という とても見ごたえのある番組だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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