2009 3 21
2002年にNHK BSでオンエアされた稲葉さんの90分の特番を
久しぶりに観てみた。
飛ばしながらだけど。
ソロアルバムの「志庵」を出した時だ。
インタビューの合間に なつかしい曲が一曲ずつ流れる。
2~3曲聴いて
(あぁ、これ、稲葉さんが離婚した後や今の奥さんのことを書いてるアルバムだ)
と思い出してちょっと憂鬱になった。
そして気になってアルバムを出してきて歌詞カードを見直してみた。
ソロよりB'zのほうが好きだから、このアルバムの歌詞カードは
殆ど見なかったなぁ。
それでも唄をきいてみれば
「あーこれは前の奥さんのこと」
「これは今の奥さんのこと」
と余計なことを考えてしまう。
前の奥さんだって、今の奥さんだって
(あ、これ、私のこと)って思うだろう。
いいなぁ、稲葉さんが自分のことを想いながら
曲作りしてくれるなんて。。。
稲葉さんの歌詞って
曲を出したその時々のオンタイムで
プライベートを連想させられることが多々あって
何年経ってもそれらの曲を聞くたびに
複雑な気分になる。
稲葉さんが 二人のことを
忘れられないだの 愛しているだの聞かされるのは
ちょっとツライ。
1995年のLOVE PHANTOM は前の奥さんと別れる頃の曲
1996年の「SNOW」と「傷心」は前の奥さんと今の奥さんの曲
1998年の「HOME」は その時に建てていた
稲葉邸落成記念曲だと思っているし
2000年発売の juice は今でも聞くたびに
今の奥さんの曲だー、と思ってしまうし、
2002年の「熱き鼓動の果てに」の中の
「モウスグデ アナタニ アエル 」
と言う稲葉さんの台詞は
(あー、お子さんお誕生記念の曲だー)
と思う。
他にも聞くたびに
( あー これは… )
と
勝手に当てはめてしまう曲が沢山ある。
作詞する人の心情や経験が歌詞に反映されるのは当たり前の事
と
わかってはいるけれど
曲を聴くたびに 複雑な思い。。。
でも稲葉さんには
ファンには知りえない思い出も
付き合った人 かかわった人も
山のように あったり いたりするわけで
もしかしたら実は
その人たちのことなのかもしれないのに
自分が知っているわずかな事柄に自動的に当てはめて
時に悲しくなってしまう自分が
情けない(>_<)
インタビューの中で
「最近泣いたことは?」
と聞かれて
「ありますけど、詳しくは言えない。。。」
そう答えた稲葉さん。
7年前この番組がオンエアされた時
(子供が生まれた時でしょー、稲葉さんっ!)
と 思わず一人でテレビにつっこんでいた私がよみがえった。
B'zのことアーティストとして大好きなのに、
プライベートな事も どうしても気になってしまう (>_<)
こんな自分に嫌悪感を感じてしまうけれど
治せないので どうしようもない。。。
稲葉さん ごめんなさいっ!!
でも再婚して落ち着いてからの稲葉さんの歌詞には
プライベートを連想させる唄があまりなくなった気がする。
それは私にとっては とても平和な世界。
稲葉さんがついこの前の20周年の特番と同じ答をしていて
ちょっと感動したことがあった。
それは
「職業は?」という問いに
「歌手。シンガー。
音楽家でもなくアーティストでもなく、ミュージシャンでもなく。」
という答。
ずぅっと変わらぬスタンスに
冷静でひたむきな稲葉さんが垣間見えた気がして嬉しかった。
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