悲しい夢
Mが夜中の3時過ぎにわざわざ2階にあがってきた。
またなにか見えないものでも見たのか
聴こえないものでも聴いたのか。
起きているときには よくいろいろ言っているけれど
寝ているときにわざわざ何かを言いにきたのは
初めてだったので緊張した。
話を聞くと、私が死んでしまう寸前の夢を見て目が覚めて
心配になって2階にあがってきたらしい。
寝てた?というので
なんでもない声で「フツーに寝てたよ」と答えた。
理由が幻覚でなかったことに安心した。
薄暗い中で、消え入りそうなか細い声で
「だめよ、そんなことしちゃ」とMが言った。
私、Mの夢の中で自殺しようとしたんだ。
「心臓がドキドキしてる」と言ってMは階下へ降りていった。
私もドキドキしていた。
足元もおぼつかないMが心配で2階まで見にきたのだ。
(ちゃんとしっかり降りてよ)と祈った。
Mには私の気持が伝わっているんだ、と思った。
だからそんな夢みたんだ。
そしてそんな心配をしてくれるのはこの世の中でMだけだ。
Mの心も私の心も悲しくて 涙がでた。
でも大丈夫。自殺はしないよ。
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