銀座三越「きむらゆういちの世界展」
2007/9/9
銀座三越で開催中の
「きむらゆういちの世界展」へ行ってきた。
はじめの 「あらしのよるに」 のコーナー。
(あぁ、このアニメ、ずいぶん前に偶然テレビで観たナァ。
途中からだったから なんだかよくわからなかったっけ。)
セットが子供向けだなぁ…と ちょっとがっかりしながら
パーッと流した。
絵がたくさん飾られている展示会だと思っていたから。
そのコーナーの最後に絵本の原画と
絵本があったので立ち読みしてみた。
私がテレビでみたのは
記憶喪失になった狼が、友達だった羊を
えさとして洞穴にひっぱっていったところからだった。
だんだん思い出し、興味が沸いてきて
コーナーのはじめからきちんと物語を読んで進みなおした。
ところどころに小さな画面で映画の場面も流していた。
コーナーの最後に映画のラストも少し流していて、
二人の後姿から
いくつもの山や谷をずっとズームアウトしていく途中で
狼たちが住んでいる谷、
羊たちが住んでいる丘もあって、
(あ~、ふたりは
追手のこない安心できる場所を求めて
あ~んなに遠い所まで行っちゃったんだ
大変だったろうなぁ)
と思ったら
映画を見てもいないのに涙がでそうになった。
でも物語自体にはあまり感動できない。
だって自然の法則として
狼は羊を食べたいわけでしょ?
もし、友達じゃない羊がでてきたら
狼はその気持を我慢できるのか?
我慢しなくちゃいけないのか?
友達に見えない場所で捕まえるのか?
それとも羊以外の獲物を狙うのか?
訴えたいテーマもわからなくはないけれど、
現実的なことも考えてしまって
変な話だ。。。
と思うのは私だけでしょうか。。。
その他は子供が喜びそうなコーナーと
何人かの絵本作家の作品が飾られているコーナーがあった。
出た後のGOODS売り場に
配置されていたオネエサンたちは
子供相手をするように教育されているようで
大人ひとりの私にも「こんにちはー!」 と
異様に愛想がよかった。
お疲れ様です!
| 固定リンク
コメント